竹単板と竹合板

  • HOME
  • 竹単板と竹合板

単板・合板とは

単板・合板とは

単板とは様々な用途で使用される1枚の薄い板のことです。しかし竹は木と違い、どんなに成長しても幅が1mや2mになることはありません。板状にするためには必ず何本もの竹を複数の工程を経て積層、接着します。これを積層材と呼び、広い意味では集成材とも呼ばれます。このような単板を強度アップなどの理由から複層にしたものを合板と呼びます。
尚、積層材は製造する際に揃えた繊維の方向により
縦積層(タテセキソウ)と横積層(ヨコセキソウ)に区分されます。
※合板は必ずしも繊維の向きを揃えません。
そして、積層材(集成材)を薄くスライスしたものを突き板と呼び、製材機で挽き割りしたものを挽き板と呼びます。

突き板(ツキイタ)
突き板(ツキイタ)

薄いシート状のしなやかな素材。化粧板として使用されます。

挽き板(ヒキイタ)
挽き板(ヒキイタ)

突板よりも厚くしっかりとした無垢材の質感を持つ素材です。

縦積層(タテセキソウ)
縦積層(タテセキソウ)

積層間隔が狭くモダンな表情に。積み方、切り出し方が違います。

横積層(ヨコセキソウ)
横積層(ヨコセキソウ)

積層間隔が広く竹の節が表情に。ヒラ積層と呼ばれることもあります。

竹突き板

竹突き板

近年、注目を集めている素材である竹を使用した仕上材です。コストや技術の問題により、国内で製造しているのは当社だけ。
※2010年9月時点
他では手に入らないという事実で、差別化のお手伝いをいたします。
突き板は厨房器や家具などの面材として使用できる他、柱の仕上げ、上り框、天井材などにも使用できます。
また、しなやかな柔軟性がありますのでアイデア次第であらゆる業界の素材として可能性を持ちます。

突き板の利用例

家具の面材、壁部分およびテーブル、洗面化粧台、天井材 etc…

挽き板との違い

加工時に無駄が出ず材料効率が良い
工程が多く技術要求も高い

※木を芯材として突き板を面材利用した例です。
※木を芯材として突き板を面材利用した例です。

竹突き板規格

積層種類 縦積層
カラーバリエーション ライト、ミディアム、ダーク
厚み 0.25~0.35mm
長さ 1,800~2,400mm
300~320mm

竹突き板貼り規格

積層種類
(厚み)
縦積層
(厚み0.25mm)
横積層
(厚み0.5mm)
カラーバリエーション ライト、ミディアム、ダーク ナチュラル、ブラウン
長さ 6尺(約181cm)~7尺(約212cm) 7尺(約212cm)~8尺(約242cm)
3尺(約90cm) 4尺(約121cm)
貼り種類/積層間隔 MDF/2.5mm、MDF/4mm 合板/2.5mm、合板/4mm

カラーバリエーション例

ライト
ライト
ミディアム
ミディアム
ダーク
ダーク
ナチュラル
ナチュラル
ブラウン
ブラウン

※使用する台板、接着剤は非ホルムアルデヒド(F)の安全なものです。
※これらの規格は標準規格です。こちらにないサイズをお求めの際はご相談ください。

竹挽き板

竹挽き板

竹目の美しい単板です。
見た目はもちろん、質感にも高級感があります。
また、優れた寸法安定性、堅牢性を実現しています。

挽き板の利用例

柱の仕上げ、上り框、天井材 etc…

突き板との違い

加工時におが屑などの無駄が出る
表面の仕上がりが良く無垢材の質感

竹挽き板規格

積層種類 縦積層 横積層
カラーバリエーション ライト、ミディアム、ダーク ナチュラル、ブラウン
厚み 2~19mm 2~8mm
長さ 1,900~3,700mm 1,900~2,400mm
200mm

カラーバリエーション例

ライト
ライト
ミディアム
ミディアム
ダーク
ダーク
ナチュラル
ナチュラル
ブラウン
ブラウン

※使用する台板・接着剤は非ホルムアルデヒド(F)の安全なものです。
※厚み19mm以上は多積層にて製作可能です。
※厚み5mm以上は幅200mm以上も製作可能です。
※これらの規格は標準規格です。こちらにないサイズをお求めの際はご相談ください。

導管材

竹の導管を見せることで独特の表情を持つ新しい素材です。
名称の導管材(ドウカンザイ)とは当社が便宜上名付けた商品名であり、一般名称ではありません。
こちらは受注生産になりますのでお問い合わせください。

導管材

竹突き板化粧合板

竹突き板化粧合板

竹突き板を使用した化粧合板です。
標準では突き板厚0.25または0.035mm使用します。
標準サイズ3×6~4×8ですが別注10尺対応できます。
MDF・パーチクルボード貼りもあります。
竹挽き板貼り合板も可能です。
カラー(着色ではありません。)は3色で縦貼りのみです。

竹合板

竹合板

鳥人間コンテストに使用された新素材の竹合板です。
もともと竹突き板は縦方向についてかなりの強度を持っておりましたが、横方向に強くないという欠点を克服した合板です。竹突き板を縦・横クロスに貼り合わせることで横方向にも強度を持てるようになりました。
使用目的により2層以上の多層貼りになります。

竹集成無垢材

竹集成無垢材

竹集成無垢材です。
階段材・窓台・テーブル天板などに使用されております。
通常サイズは2,400mm×200mm×20mm(特注3m可能)です。
縦貼り・横貼りあります。(横貼りは2.4m)
縦貼りは3色カラーあります。(着色ではありません。)

柔軟性天然木突き板 Elfart

柔軟性天然木突き板 Elfart

柔軟性天然木突き板 Elfartとは、竹を使用した天然木突板です。
このElfartは従来の竹製突き板からさらに進化した柔軟性を有し、より複雑な三次元成型を可能にしています。またその薄さから高い透明性を持つこともElfartの特性と言えます。

■表面への天然木目模様形成で大活躍!
Elfartはその性能の高さから、家具部材・建築部材・家電製品・音響機器・自動車内装材など、使用対象の制限が少なく実に広い範囲の商品に対し有効活用が可能です。
こちらは受注生産になりますのでお問い合わせください。

よく伸びる

通常の突き板と比較して高い伸度を持ちます。
これにより従来の突き板ではできなかった、複雑な曲げ加工やエンボス加工などの三次元成型が行えます。

高い柔軟性

よく伸びる特性から高い柔軟性を示します。
屈曲や引き裂きに強く、屈曲方向が不問です。

高い透過性

通常の突き板と比較して高い光透過性を持ちます。各波長域で実に2倍以上。

工業部材にも好適

Elfartの表面はポリウレタンフィルムで被覆しているため、とても滑りにくく極めて大きな抵抗を示します。また耐水性、耐摩耗性、耐溶剤性にも優れた特性を持ち各種工業部材にも好適する素材です。

お問い合わせ

竹製集成材で新商品開発をお考えの方や、竹製建築資材で競合他社との差別化を図りたいとお考えの方は、
株式会社竹田木材工業所へお気軽にお問い合わせください。
お客様のご要望を理解し、プロがご提案いたします。

TEL 0744-42-2645

営業時間 10:00~18:00
定休日 第1・第3土曜日、日曜日

お問い合わせ